歯科麻酔

当院の歯科麻酔医 高杉嘉弘   

「痛いから」「怖いから」「不安だから」。歯科治療をためらっていませんか?

患者様へ

歯科治療に恐怖感をお持ちの方や、高血圧などで歯科治療が心配な方でも、安心して治療を受けていただけるよう、
当院では歯科麻酔専門医による麻酔と管理のもとで治療を受けることができます。お気軽にご相談、お問い合わせください。

経歴

経歴

1978年 日本歯科大学歯学部卒業
1986年 日本歯科大学歯学部歯科麻酔学教室講師
2001年 近畿大学医学部麻酔科学講座講師

 

著書
おさえておきたい全身疾患のポイント(学建書院)
歯科診療で知っておきたい疼痛管理と全身管理の基本(学建書院)
歯科診療で知っておきたい全身管理の知識と対応(学建書院)
歯科麻酔学サイドリーダー(学建書院)
歯科臨床医のための疼痛管理と全身管理の基本(学建書院)
日常臨床における全身管理の指針(住友雅人共著)(デンタルフォーラム)
歯科麻酔マニュアル(柬理十三雄編)(南山堂)
有病者・高齢者歯科治療マニュアル(上田裕ほか編)(医歯薬出版)
臨床研修医のための鎮痛・鎮痛薬ハンドブック(奥田隆彦ほか編)(真興交易)
最新ラリンジアルマスク(安本和正編)(克誠堂出版)
麻酔実践テキスト(武田純三ほか編)(南江堂)
手術に欠かせない臨床麻酔のスキル(古賀義久編)(真興交易) 他

Q

歯科麻酔認定医、歯科麻酔専門医とはどんなものですか

A

歯科麻酔認定医、歯科麻酔専門医は、日本歯科麻酔学会が認定する資格で、歯科麻酔専門医は、医療法上広告が可能な専門性に関する資格名として厚生労働省により認められています。
資格の取得には、口腔外科手術、歯科治療での管理に必要な全身麻酔、局所麻酔、精神鎮静法、ペインクリニックなどについての臨床実績、研究業績が必要とされています。現在、歯科麻酔認定医1,223名、歯科麻酔専門医272名が登録されています。私は、日本歯科麻酔学会認定医(第138号)、日本歯科麻酔学会専門医(第31号)(平成6年第1回指導医試験:現在の歯科麻酔専門医試験)の資格を有しています。
歯科麻酔については、日本歯科麻酔学会のホームページを参照してください。

Q

どんな時に歯科麻酔を頼むのですか

A

・歯科治療自体が怖くて、口を開いていられない、吐き気がする
・治療する歯が多いときや、長い治療時間が予定され、治療中の精神的負担が大きい
・インプラント手術のように、長い時間、開口を保っていなければならない
・親知らずの抜歯など、不安が強く、また痛みを伴う可能性のある処置を行う
・高血圧、糖尿病など、安全に歯科治療を行うために全身的な管理を必要とする

などで、精神的な保護、確実な除痛、全身的な管理を必要とするときです。

Q

歯科麻酔医と通常の歯医者さんで行われる麻酔の違いはなんですか

A

一般の歯科医師でも麻酔は行えますが、歯科麻酔認定医、歯科麻酔専門医が行う麻酔は、患者様の状態を考えて、数多くある麻酔方法から患者様にもっとも最適な方法を選択して行います。
特に広範囲での局所麻酔や局所麻酔の効きづらい部分の麻酔は多くの局所麻酔薬が必要になり、十分な効果や作業時間が得られず、さらに血圧が上がったり、偶発症を引き起こす可能性もあります。歯科麻酔医はその際の対処法も十分に研修を行っているので適切な対処が行えます。また、血圧、心電図、酸素飽和度など必要なモニターを付けて管理することもあります。

Q

今までどんな方の麻酔を担当してきましたか。

A

精神的不安を抱える患者様、全身疾患を抱えており内科医と連携をとって治療を行わなければならない患者様、広範囲で歯科小手術を行い患者様など多数の麻酔治療を行ってきました。歯科恐怖症で口を開けられず治療が行えない患者様でも静脈内鎮静法を応用することを繰り返すことで歯科治療を受けられるようになった患者様もいらっしゃいます。

 

Q

ウトウトしてる間に治療が受けられるっていう静脈内鎮静法とはどのようなものですか

A

歯科治療に対する不安、恐怖心を取り除く方法の一つで、点滴から鎮静薬を投与して行う方法です。不安や恐怖心を取り除く為の方法なので眠らせて治療を行うことはありません。患者様の状態を観察しながら、歯科治療ができるように、治療内容にあった鎮静状態を調節します。痛みを抑えるために確実な除痛を行った上で静脈内鎮静法を行うことが必要です。患者様の不安の原因を知り、歯科治療の内容に合った薬剤の選び、患者様の状態に合わせた投与量の調節、局所麻酔による確実な除痛が重要です。

Q

静脈内鎮静法の患者様のメリットは

A

歯科治療に対する不安を除くと同時に、歯科治療ができた経験の積み重ねによって、不安なく歯科治療が受けられるようになります。歯科治療中には痛みのほかにも、息苦しい、吐き気がする、怖いなど、さまざまな不快なことがあります。静脈内鎮静法で使用する薬剤には、使用量によって、眠ることなく不快な記憶を残さない作用があり、快適な治療経験だけが記憶に残る作用があります。

Q

静脈内鎮静法の先生のメリットは

A

患者様にできるだけ早く帰宅してもらえるように管理することが必要です。私は、これまで多くの鎮静薬の投与方法、投与量を検討し、静脈内鎮静法に必要な独自の方法を用い、多くの患者様に満足していただいています。
多くの疾患をもち、治療に不安を抱いている患者様が多くいらっしゃいます。このような患者様に歯科治療を行うためには、静脈内鎮静法についての経験、技術だけでなく、疾患についての十分な知識と対応法について熟知していることが必要です。歯学部、医学部で多くの患者さんの全身麻酔、全身管理を行ってきたことから、全身疾患をもつ患者様にも安心して歯科治療を受けていただけると考えています。

歯科麻酔法の種類

吸入鎮静法 笑気と呼ばれるガスを吸入することで、恐怖心を和らげます。
静脈内鎮静法 血管内に鎮静薬を注入する方法です。親知らず抜歯やインプラントなどの治療に多く用いられます。
局所麻酔 歯茎の表面に麻酔薬を塗布する表面麻酔、歯肉に注射する浸潤麻酔、比較的少量の麻酔薬で広範囲の麻酔が得られる伝達麻酔があります。

※歯科治療の内容や、患者様の健康状態によって、麻酔法や管理方法が異なります。医師の治療を受けられている患者様は、お薬や治療の内容についてお知らせください。患者様の健康状態によっては、大学病院などにご紹介させていただくこともございます。
※歯科麻酔専門医の管理のもとに行う歯科治療・麻酔管理は自費となります。院長が担当します麻酔に関しては保険の取り扱いになります。

歯科医師さまへ

当院の歯科麻酔科医はこの道のスペシャリストです。
インプラント手術や不安の強い患者様、全身疾患を有する患者様の歯科治療での全身管理のご相談をお受けしております。出張での麻酔あ管理も行っております。お気軽にお問い合せください。